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野宿者立ち退き、強制執行 大阪・あいりん地区施設

 「あいりん総合センター」での野宿者らに対する強制執行が着手され、荷物を撤去する作業員ら=1日午前、大阪市西成区のあいりん地区
 「あいりん総合センター」での野宿者らに対する強制執行のため、資材を搬入する作業員ら=1日朝、大阪市西成区のあいりん地区
 2019年4月に閉鎖された「あいりん総合センター」=2021年、大阪市

 大阪市西成区のあいりん地区にある複合施設「あいりん総合センター」=2019年閉鎖=の敷地で生活している野宿者らに対し、大阪地裁は1日、退去させ荷物などを撤去する強制執行に着手した。5月には野宿者らに立ち退きを命じる判決が確定していた。大阪府や大阪市は耐震性を理由に建て替えを目指しており、占拠の影響で遅れていた解体工事が進む見通しだ。

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 午前7時ごろ、センター付近に重機が次々と到着。作業員らがバリケードを設置し、大阪府警の警察官も警戒に当たった。

 センターは1970年に開設。13階建てで職業安定所や市営住宅、病院などがあり、労働者らの生活拠点だった。

共同通信

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