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選挙の知識

議員の給与ってどれくらい?

文書通信交通滞在費について会談に臨む与野党の国対委員長=2022年1月13日、国会

 国会議員の給与(歳費)は法律で額が決まっています。衆院議員、参院議員ともに月129万4000円で同額です。ボーナスに相当する夏冬の期末手当もあり、6月と12月に各約319万円が支払われます。議長、大臣をはじめ、国会議員に支給された6月のボーナスは表の通りです。

 これとは別に、政治活動を支える経費として月100万円が渡されます。調査研究広報滞在費(以前の文書通信交通滞在費)という名前で、使い道を明らかにする義務はなく、領収書も不要。国会がある東京と選挙区を行き来する交通費として、新幹線のグリーン車に乗れるJR無料パスも支給されます。ただ何に使ったかの報告や使わなかった分を返す義務がないため、見直しの議論が続いています。

 秘書の給与も3人分を国が負担します。選挙区が東京以外の議員は都心に宿舎が用意され、寝泊まり可能です。仕事や打ち合わせ用の執務室として、国会議事堂そばに議員会館もあります。選挙は国会議員が待遇に見合った働きをしているかどうか、チェックする機会でもあるのです。

24年6月の期末手当の支給額

首相 約579万円
大臣 約422万円
衆参両院議長 約535万円
衆参両院議員 約319万円
宮城県知事 約335万円
仙台市長 約331万円
宮城県議会議長・仙台市議会議長 約251万円
宮城県議会議員・仙台市議会議員 約207万円

〔注〕返納しているケースもある