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栗駒山の近くでバナナを育てています ビニールハウスの中で大きくなりました
栗駒山の近くは、冬になると雪がたくさん降ります。そこに住んでいる佐藤武之さん(69歳)は、ビニールハウスの中でバナナを育てています。このバナナは、皮も食べることができる種類です。去年の4月に植えました。そのとき、苗は50cmぐらいでした。今は3・5mぐらいになりました。
バナナを育てるのは大変でした。植えてから1カ月は、毎日たくさんの水が必要でした。また、バナナは暖かい国の果物ですから、冬はストーブを使って、ビニールハウスの中が15℃より低くならないようにしました。
2月になり、黄色くなったバナナを12本取りました。佐藤さんは自分で作ったバナナを初めて食べて、「思っていたよりも甘いです」と、とてもうれしそうでした。
ビニールハウスは、佐藤さんの家の隣にあります。だいたい70㎡ぐらいです。2カ月ぐらいかけて自分で作りました。建物を建てたり、苗を買ったりするのに、700万円ぐらいかかりました。
佐藤さんは、これからバナナの数をもっと多くするつもりです。「栗駒の観光名所(多くの人が見に来る有名な所)にしたいです」と話していました。来年からは、バナナを売りたいと考えています。
【写真】バナナを見る佐藤さん=2月9日
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