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漢字の読み方
働く人がいないので、24時間営業をやめます 宮城県七ケ宿町のコンビニ
宮城県七ケ宿町は山の中にあります。住んでいる人は1300人ぐらいの小さい町です。町に一つだけあるコンビニ「ファミリーマート+COOP七ケ宿店」は3月1日から、24時間営業(店が開いていること)をやめます。夜に働く人がいなくなるためです。午前5時から午後10時までになります。
このコンビニは、スーパーのみやぎ生協(COOP)と、コンビニのファミリーマートが一つになった店です。町役場がつくるお金を出して、2017年4月にできました。宮城県と山形県を一つに結ぶ大きい道路の近くにあります。七ケ宿町に住んでいる人だけでなく、七ケ宿町に遊びに来た人やトラックの運転手たちも利用します。
みやぎ生協によると、たくさんの人が買い物に来て、商品はよく売れていたそうです。でも、夜に働いている2人が辞めることになりました。それで、宮城県だけでなく、山形県でも働く人を探しましたが、見つかりませんでした。
店ができてから5年間、夜もずっと店が開いているので、町の人は安心です。それに、いつでも買い物ができるので便利です。
20代の会社員の女性は「夜10時を過ぎると外に出ないので、店が開いていなくても大丈夫です」と言いました。でも、新潟県から来たトラック運転手の男性(62歳)は「いつも食事をしたり、トイレを使ったりしています。困ります」と話していました。
小関幸一町長は「夜に働く人が足りないのは、過疎地(人口がとても少ない所)だけの話ではありません。だから、どうしたらいいのか分かりません。でも、24時間営業を続けたい気持ちもあります」と残念そうでした。
【写真】24時間営業をやめる店。小さなスーパーとコンビニが同じ建物の中にある
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