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ウクライナの家族や友だちが心配です 石巻に住むヴィタリイさん 「電話をすると、爆弾の音が聞こえます」
ロシア軍がウクライナを攻撃(相手を攻めること)しています。宮城県石巻市に住むシェプノフ・ヴィタリイさん(43歳)は、ウクライナ人です。ウクライナには、家族やたくさんの友だちがいます。ヴィタリイさんは「みんな大丈夫かどうか、毎日とても心配です」と話しています。
ヴィタリイさんのふるさと(生まれて育った所)は、ウクライナの北にあるチェルニヒウ市です。結婚して、2019年11月に日本へ来ました。今は妻の早坂真由美さん(41歳)と自分たちの家で、マッサージの店を開いています。
ウクライナには、ヴィタリイさんのお母さんのイリナさん(63歳)と、弟のニコライさん(33歳)、それに80代のおばあさんの3人がいます。ヴィタリイさんは、ロシアが戦争をするかもしれないと聞いてから、スマホのアプリなどを使って、毎日、家族が大丈夫かどうか聞いています。
何日か前、弟のニコライさんが住んでいたアパートに、爆弾が落ちました。アパートは壊れました。それで3人は、イリナさんの家の隣にある地下室に逃げているそうです。「電話をすると、爆弾の音が聞こえます。でも、弟が家族を守っていると思います」とヴィタリイさんは言いました。
チェルニヒウ市は、ベラルーシと、ウクライナの首都のキエフの間にあります。それで、とても大きい攻撃があるかもしれません。
ヴィタリイさんは「プーチン(大統領)はみんなの生活や夢、希望を全部なくしています。みんなを危険にしています。世界の国は、ロシアに厳しくしてほしいです」と怒っています。妻の真由美さんも「私たちの大切な所が壊されて、とても悲しい気持ちになります。日本にあるウクライナ大使館が、みんなを助けるためにお金を集めています。たくさんの人に手伝ってほしいです」と話しています。
【写真】タブレットでウクライナにいるお母さんのフェイスブックを見るヴィタリイさん(左)と真由美さん=2月26日
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