３月(がつ)１６日(にち)にとても強(つよ)い地震(じしん)がありました。宮城県(みやぎけん)や福島県(ふくしまけん)では、けがをしたり、亡(な)くなったりする人(ひと)がいました。また、建物(たてもの)などもたくさん壊(こわ)れました。仙台市(せんだいし)青葉区(あおばく)の仙台(せんだい)城跡(じょうあと)では、「伊達(だて)政宗(まさむね)騎馬像(きばぞう)」の足(あし)が曲(ま)がり、斜(なな)めになりました。城(しろ)の石垣(いしがき)（大(おお)きな石(いし)を積(つ)んで造(つく)った壁(かべ)）も壊(こわ)れました。

　騎馬像(きばぞう)は、有名(ゆうめい)な伊達(だて)政宗(まさむね)が馬(うま)に乗(の)っている形(かたち)です。左(ひだり)の前足(まえあし)と、右(みぎ)の後(うし)ろ足(あし)にひびができました。倒(たお)れるかもしれません。それで、周(まわ)りは立(た)ち入(い)り禁止(きんし)（中(なか)に入(はい)ってはいけないということ）になっています。この像(ぞう)は１９６４年(ねん)にできました。２０１１年(ねん)の東日本(ひがしにほん)大震災(だいしんさい)でも壊(こわ)れなかったので、みんなびっくりしています。

　仙台(せんだい)城跡(じょうあと)の石垣(いしがき)は、２つの所(ところ)で壊(こわ)れました。長(なが)さは、全部(ぜんぶ)で２８ｍになります。東日本(ひがしにほん)大震災(だいしんさい)でも５９ｍが壊(こわ)れました。仙台(せんだい)城跡(じょうあと)の石垣(いしがき)は、昔(むかし)のことが分(わ)かるとても大切(たいせつ)な物(もの)です。仙台(せんだい)市役所(しやくしょ)の人(ひと)は「時間(じかん)はかかるかもしれません。でも、きれいに修理(しゅうり)したいです」と言(い)いました。

【写真(しゃしん)】地震(じしん)で斜(なな)めになった「伊達(だて)政宗(まさむね)騎馬像(きばぞう)」と、壊(こわ)れた石垣(いしがき)