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漢字の読み方
雪の中に入れていたりんごを出しました 甘くていいにおいがします
秋田県横手市のりんごは有名です。4月1日、りんごを育てている農家(農業をしている家)の人が、雪の中に入れておいたりんごを出しました。スコップで雪を取ると、箱に入ったりんごが出てきて、甘くていいにおいがしました。このりんごは、日本中のお客さんに送りました。
横手市増田町の小松谷正樹さん(37歳)は去年の11月に、りんご600kgを木から取りました。そして、12月に雪の中に入れました。りんごは春まで食べられるように、大きい冷蔵庫で冷やしますが、少し味が悪くなります。でも、雪の中に入れておくと、温度と湿度(空気の中の水の量)がちょうどいいので、春になってもおいしいままです。そして、前よりも甘くなるそうです。
小松谷さんは、隣の青森県でりんごを雪の中に入れている人のことを知りました。それで、5年前に自分も始めました。冷蔵庫を使うよりお金がかからないので、横手市でも雪の中に入れる農家が増えたそうです。小松谷さんは「とてもおいしいりんごです。雪の多い横手のことを考えながら食べてほしいです」と話していました。
【写真】雪の中から出したりんご。甘くていいにおいがします。