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「電気ショッカーボート」でブラックバスを捕った 栗原の花山湖
「ブラックバス」は、北アメリカの魚です。でも、今は日本中の湖や池に住んでいます。この魚は、昔からそこにいる他の魚を食べてしまうので、漁業をする人たちは困っています。11月には「ワカサギ」という魚の釣りが始まります。ですから、その前にブラックバスを少なくしようと考えました。それで、宮城県栗原市の花山湖では、電気を使って捕ることにしました。
「電気ショッカーボート」という、特別な船を使います。ブラックバスがたくさん住んでいる場所に行って、船の上から電気を流します。すると、電気で体が動かなくなった魚が、たくさん水の上に出てきます。それを網で捕ります。
8月の終わりから9月の中頃までに、全部で1777匹捕ることができました。47cmの大きいブラックバスもいたそうです。
花山湖では、20年以上前からブラックバスが住むようになりました。これまでは、網を使って捕っていました。「花山漁業協同組合」(漁業をする人たちのグループ)の三浦勇市さん(54歳)は「ワカサギがブラックバスに食べられると困ります。電気を使って、前よりも簡単に捕ることができて良かったです」と話しました。
【写真】花山湖でブラックバスを捕る電気ショッカーボート(宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団提供)
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