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マグロが1本3604万円で売れました 東京の市場で「初競り」 津軽海峡で捕りました
青森県と北海道の間に「津軽海峡」という海があります。その海の近くの大間町は、大きいマグロが捕れる所で有名です。東京の豊洲市場で5日、捕った魚を今年初めて売ったり買ったりする「初競り」がありました。一番高かったのは、212kgの大間のクロマグロです。3604万円で売れました。
捕ったのは、大間町の漁師(魚を捕る仕事をしている人)竹内正弘さん(71歳)です。竹内さんが「一番マグロ」(その年で値段が一番高いマグロ)を捕ったのは、今回で7回目です。「何回でもうれしいです」と喜んでいました。
竹内さんがクロマグロを捕ったのは12月31日の朝でした。「はえ縄」という、魚を釣るための針がたくさん付いている道具で捕りました。「体の形や色などから、最高の魚に見えました」と、その時のことを思い出して話しました。
竹内さんは漁師になって23年ですが、「まだ幼稚園の子供みたいだ」と笑います。でも、2018年には400kgを超える大きなマグロを捕ったこともあります。今年の初競りには200kg以上もある大間のマグロが9本並びました。その中の3本が、竹内さんのクロマグロでした。
漁師の人たちでつくる「大間漁協」の小鷹勝敏組合長(83歳)は「大間で捕ったマグロが、一番マグロになって本当にうれしいです。高い値段になったことも良かったです」と話しました。
初競りで売れた一番マグロは、寿司にすると8000個ぐらいになります。「鮨 銀座おのでら」などの店がこのマグロを出しました。たくさんのお客さんが食べたそうです。
※1月6日の河北新報に出た記事を「やさしい日本語」で書き換えています。
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