宮城県(みやぎけん)丸森町(まるもりまち)大内(おおうち)青葉(あおば)南(みなみ)に大(おお)きな滝(たき)（水(みず)が高(たか)い所(ところ)から流(なが)れて落(お)ちる所(ところ)）があります。滝(たき)の名前(なまえ)は「不動(ふどう)滝(たき)」と言(い)います。今(いま)、その滝(たき)が全部(ぜんぶ)凍(こお)って、とてもきれいです。岩(いわ)の上(うえ)にたくさんの氷(こおり)が付(つ)いて、本当(ほんとう)に芸術(げいじゅつ)のようです。

　滝(たき)は、雉子尾(きじお)川(がわ)という川(かわ)の上(うえ)の方(ほう)にあります。滝(たき)の高(たか)さはだいたい２５ｍ、横(よこ)の長(なが)さは１５ｍあります。その滝(たき)に氷(こおり)が付(つ)いて、大(おお)きな階段(かいだん)のようになっています。

　近(ちか)くに住(す)む写真(しゃしん)愛好家(あいこうか)（写真(しゃしん)を撮(と)ることが趣味(しゅみ)の人(ひと)）の菊地(きくち)成孝(しげたか)さん（８５歳(さい)）に話(はなし)を聞(き)きました。１月(がつ)になってから、滝(たき)が凍(こお)るようになったそうです。菊地(きくち)さんは「今年(ことし)はきれいに氷(こおり)が付(つ)きました。氷(こおり)の下(した)を、少(すこ)しだけ水(みず)が流(なが)れているのが見(み)えて美(うつく)しいです」と話(はな)します。

　不動(ふどう)滝(たき)の近(ちか)くには、「地蔵(じぞう)滝(たき)」という滝(たき)もあります。水(みず)が凍(こお)って、棒(ぼう)のようになった「つらら」が、たくさんできています。つららは長(なが)くて、とても立派(りっぱ)な形(かたち)に見(み)えます。

　不動(ふどう)滝(たき)と地蔵(じぞう)滝(たき)は、どちらも冬(ふゆ)は凍(こお)る滝(たき)で有名(ゆうめい)です。でも、簡単(かんたん)に見(み)に行(い)くことはできません。二(ふた)つの滝(たき)に向(む)かう道(みち)は狭(せま)いです。道(みち)が凍(こお)ったり、壊(こわ)れたりして、危(あぶ)ないところがあります。見(み)に行(い)く人(ひと)は気(き)をつけてください。