ニュースを聞く
漢字の読み方
「こいのぼり」を一つずつ手で作っています 山形・寒河江の渋谷さん
こいのぼりは、布などに「鯉」という魚の絵を描いて作ります。日本では、5月5日の「こどもの日」が近くなると、男の子がいる家は、庭にこいのぼりを飾ります。風が吹くと、大きな空を鯉が元気に泳いでいるように見えます。こいのぼりは、子供たちにも元気に育ってほしいという願いからできました。
山形県寒河江市の渋谷良春さん(72歳)は、こいのぼりを作る仕事をしています。もうすぐ5月になるので、今が一番忙しい時です。4月13日は天気が良かったので、長さが4mぐらいある「真鯉」(黒い色の鯉)などのこいのぼりを庭に広げました。そして、魚の体にある「うろこ」の模様を描きました。
渋谷さんの家では昔から、手で絵を描いています。そして、きれいな色を付けたこいのぼりを作ってきました。黄色いおなかと、赤や青色の目が特徴(他の物と違うところ)です。
渋谷さんは「こいのぼりが、元気に青い空を泳いでいるのを考えながら作っています」と言います。こいのぼりの絵は手で描くので、一つずつ違った形になります。
昔は1年に100以上作っていました。でも、最近は子供たちが少なくなりました。マンションなどが増えて、家の住み方も変わりました。それで、こいのぼりを買う人が減っているそうです。渋谷さんは、子供たちが元気に大きくなることを願いながら、5月の終わりごろまで仕事を続けます。
マップ表示エリア