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漢字の読み方
宮城・塩釜で塩釜みなと祭がありました 美しい色の二つの船が松島の海を回りました
日本には昔からいろいろな祭りがあります。祭りは、神様にみんなの幸せを祈ったり、感謝したりするために行います。
7月17日、宮城県塩釜市で「塩釜みなと祭」がありました。海の祭りです。日本で船を使った有名な祭りは三つあります。「塩釜みなと祭」も、その一つです。
この祭りは、塩釜市の塩釜神社と志波彦神社の二つの「みこし」を、外に出すことから始まります。みこしは、神様が出かけるときの乗り物です。一つのみこしは1トンもあります。とても重いので、みんなで力を一つにして持って運びます。一番大変なのは、202もある石の階段を降りることです。時間をかけて、ゆっくり降りました。その後、街の中を歩いてから、港にある二つの船に載せました。
船は「鳳凰丸」と「龍鳳丸」という名前です。とても美しい色をしています。港を出発した二つの船は、松島の海を回りました。そして、船の事故がないように、魚がいっぱい捕れるように神様にお願いしました。二つの船の後ろを80ぐらいの船も走りました。どの船も、五つの色の飾りや旗を付けてきれいでした。
「塩釜みなと祭」は、1948年に始まりました。長く続いた戦争が終わって、疲れてしまった人たちを元気にするためです。塩釜の街が、もう一度元気になることも願ったそうです。76回目の今年は、だいたい3万6000人が見に来ました。
船を使った有名な祭りは、ほかに広島県の厳島神社の管弦祭と、神奈川県の貴船神社の貴船まつりがあります。