青森県(あおもりけん)平内町(ひらないまち)に「レッドファーマー」という農園(のうえん)があります。農園(のうえん)は、野菜(やさい)や果物(くだもの)などを育(そだ)てている所(ところ)です。レッドファーマーのカボチャ（野菜(やさい)の名前(なまえ)）は、育(そだ)て方(かた)が違(ちが)うので人気(にんき)があります。普通(ふつう)のカボチャは土(つち)の上(うえ)で育(そだ)てます。でも、ここのカボチャは果物(くだもの)のブドウのように、上(うえ)から下(さ)げて育(そだ)てているのです。カボチャが高(たか)い所(ところ)にあるので、浮(う)いているように見(み)えます。それで、このカボチャは「空(そら)飛(と)ぶカボチャ」と呼(よ)ばれています。

　８月(がつ)２９日(にち)、平内町(ひらないまち)の山彦(やまびこ)幼稚(ようち)園(えん)の子(こ)ども８人(にん)が、レッドファーマーへ来(き)ました。そして、お父(とう)さんやお母(かあ)さんに手伝(てつだ)ってもらって、空(そら)飛(と)ぶカボチャを取(と)りました。

レッドファーマーのカボチャは、色(いろ)や形(かたち)も違(ちが)います。全部(ぜんぶ)で８つの種類(しゅるい)があります。川村(かわむら)啓(けい)心(しん)ちゃん（５歳(さい)）は、ラグビーボールのような形(かたち)のカボチャを取(と)りました。「いつもは下(した)にあるカボチャが、上(うえ)にあって面白(おもしろ)かったです。プリンにして食(た)べたいです」と話(はな)しました。

　空(そら)飛(と)ぶカボチャは、レッドファーマーを経営(けいえい)する大水(おおみず)大喜(たいき)さん（４３歳(さい)）が育(そだ)てています。「子(こ)どもたちに喜(よろこ)んでほしい」と思(おも)っているそうです。「今年(ことし)は、夏(なつ)が暑(あつ)くて育(そだ)てるのが大変(たいへん)でした。子(こ)どもたちが楽(たの)しんでいたので良(よ)かったです」と話(はな)しました。