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仙台にある日本で一番低い山が人気です
仙台市宮城野区蒲生に、日本で一番低い山があります。「日和山」という山です。高さはだいたい3メートルです。
この山に登った人は、写真を撮って近くの高砂市民センターへ持って行くと、「証明書」をもらうことができます。「日本で一番低い山に登ったことは間違いありません」ということが書いてあります。低くても「日本で一番」です。この証明書は簡単にもらえるので、昔から人気がありました。
最近、証明書をもらいに来る人が増えているそうです。サービスを始めた２０１７年７月から1年間で４７１枚を出しました。それが、２０２２年には２０１２枚に増えました。そして、去年7月から今年１月２５日までに１３４５枚を出しています。今年はもっと多くなりそうです。
どうしてこんなに増えたのでしょうか。それは新型コロナと関係があります。これまではコロナのために、みんな外に出ないようにしていました。しかし、２０２３年５月に国が考え方を変えました。外に出てもいいことになったのです。それで、多くの人が旅行するようになって、日和山にもたくさんの人が来たのです。
また、インターネットも関係があるようです。ネットで日和山のことを書く人が増えて、それを見た人が日和山へ来るようになりました。韓国や台湾から来る人も増えています。
日和山は、２０１１年の東日本大震災で津波が来た所です。市民センターの前田義信館長は「今まで津波のあった場所をバスで回る旅行がありました。日和山にも見に来る人たちはいました。でも、今のようにたくさんの人ではありませんでした。インターネットの力はすごいです」と驚いています。
日和山のガイド（案内をする人）の佐藤政信さん（７７歳）は「日和山をパワースポット（元気をくれる場所）だと思って、多くの人が来るのはうれしいです。これからはイベントもして、来てくれる人たちと楽しみたいです」と話しています。
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