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「センダイヘンジ」を知っていますか? 仙台市で1年に2回見ることができます
アメリカのニューヨークに「マンハッタン」という場所があります。とても高い建物がたくさんある場所です。そこでは1年に2回、夕方に面白いものを見ることができます。建物と建物の間に、太陽が見えるのです。これをニューヨークの人は「マンハッタンヘンジ」と言っています。たくさんの人がマンハッタンヘンジを見るイベントもあります。
同じようなことが、仙台でも2月と10月の夕方に起きます。定禅寺通や広瀬通で、建物と建物の間に太陽が見えるのです。2023年10月、河北新報がこのニュースを書きました。スマートフォンで写真を撮る人もいて、すぐに有名になりました。仙台の人は、これを「センダイヘンジ」と言っています。
どうして、こんなことが起きるのでしょうか。それは太陽の動き方と関係があります。太陽は東から西へ動きます。仙台の定禅寺通と広瀬通も、東から西へ通っている道路です。そして、太陽は1年に2回だけ、二つの道路と同じ方へ向かって動きます。それで、センダイヘンジを見ることができるのです。
仙台市天文台(宇宙のことを調べている所)は、センダイヘンジに興味があるそうです。天文台の人は2月19日、仙台市の「どこで、何時ごろ、センダイヘンジを見ることができるか」を調べました。これからは、仙台でも太陽を見るイベントを開きたいと思っています。
天文台の松下真人さん(43歳)は「センダイヘンジの写真を撮って、インターネットでたくさんの人に見てもらいたいです。簡単に楽しむことができるのがいいですね」と話しています。
イギリスでは、大きい石と石の間に太陽が見える「ストーンヘンジ」が有名です。
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