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仙台・八木山動物公園のアフリカゾウ「花子」が秋田に帰ります かわいくて人気がありました
仙台市八木山動物公園に35歳のアフリカゾウがいます。雌(女)の「花子」です。秋田市の大森山動物園から2018年に来ました。
花子が秋田から来たのは、子どもをつくるためです。今、日本の動物園にはアフリカゾウが24頭しかいません。もっと増やすためには、子どもをつくらなければなりません。でも、一つの動物園だけで子どもをつくるのは難しいそうです。
それで、八木山動物公園と大森山動物園は話をして、雌のアフリカゾウを取り換えてみることにしました。別の動物園に行けば住む所も変わるので、子どもが生まれやすくなると考えたからです。八木山動物公園は「リリー」を貸しました。そして、大森山動物園から借りたのが花子でした。
6年間、八木山動物公園の人は、いろいろなことをして頑張りました。でも、花子と雄(男)の「ベン」との間に子どもはできませんでした。大森山動物園にいるリリーも子どもができませんでした。二つの動物園は「もう、子どもができない」と考えました。それで、2頭のゾウを元の動物園に戻すことに決めました。
秋田までは、トラックで4時間かかります。花子が4時間もトラックに乗るのは大変です。このため、花子はトラックのケースに乗る練習をたくさんしたそうです。
八木山動物公園の人は「花子はかわいいので、みんなが大好きでした。別れるのは寂しいです。でも、秋田の人たちには元気な花子を見てもらえるとうれしいです」と話しました。
八木山動物公園は6月2日午後2時15分から、お別れの会をします。動物公園の人が花子のことを説明します。そして、花子が大好きな果物をプレゼントします。動物公園で花子を見ることができるのは4日までです。
リリーは6月3日に動物公園に戻ってきます。それで、リリーを迎える会を9日にします。
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