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仙台市にある海水浴場が泳げるようになりました
暑い夏は、たくさんの人が海で泳いだり遊んだりします。日本ではそれを「海水浴」と言います。どこでも泳ぐことはできません。安全に泳ぐために「海水浴場」という場所が決まっています。
仙台市にある海水浴場は一つだけです。若林区荒浜の深沼海水浴場です。昔はたくさんの人が泳ぎに来ました。2010年には4万7000人くらいの人が泳いだそうです。
しかし、2011年から泳げなくなりました。東日本大震災の大きい津波で、悲しい場所になってしまったからです。近くにあった家も、海水浴場の建物も、津波でなくなってしまいました。それで、仙台市は、ここを「泳いではいけない場所」にしました。
あれから長い時間が過ぎました。「また、深沼海水浴場で泳ぎたい」と話す人が多くなってきました。このため、仙台市は今年、ここを「泳いでいい場所」にすることにしました。一度に泳ぐことができるのは800人までにしました。そして、もし津波が来たら、近くの高い所に逃げることができるようにしました。
7月15日、深沼海水浴場は午前9時に始まりました。雨が少し降っていましたが、お昼にはいい天気になりました。お父さんやお母さん、そして子どもたちが海に入って楽しんでいました。
仙台市若林区の星貴範さん(45歳)は、子どもの翔太さん(9歳)と一緒に泳ぎました。「海の中は、プールの中と同じくらい温かかったです。子どもが小学生の間に連れて来たいと思っていたので、とても良かったです」とうれしそうに話しました。
深沼海水浴場は8月18日まで開いています。午前9時から午後4時までです。午後0時から午後1時までは泳ぐことができません。
海水浴場へは、仙台市地下鉄東西線の荒井駅からバスで行くことができます。
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