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「電卓」の大会で、日本で1番になった高校生が仙台にいます
「電卓」は、計算をする時に使う便利な機械です。毎年、日本では、この電卓を使った試験があります。2023年度(2023年4月~2024年3月)に試験を受けたのは1093人でした。その中で1番になった人が仙台にいます。仙台商業高校3年生の八島舞衣さん(18歳)です。
試験は、易しいものから難しいものまで5種類あります。八島さんが受けたのは、一番難しい試験です。数も多くて、1000億までの計算をします。問題は160あります。これを50分で答えなければなりません。答えが全部正しければ1000点になって、「名人」になることができます。八島さんは960点でした。それで、「名人」の前の「十段」になることができました。
八島さんが電卓を使い始めたのは、仙台商業高校に入った後です。子どもの頃から使っていたのは「そろばん」(昔からある計算の道具)でした。電卓のことは、全然分かりませんでした。
そのため、珠算部(電卓やそろばんを使って計算するグループ)に入った八島さんは、毎日、何時間も練習しました。学校の休み時間や、家に帰った後もやりました。スマートフォンで手の動き方も撮りました。どのようにしたら、電卓を上手に使えるかを見るためです。
珠算部の後藤守克先生(62歳)は「電卓を始めて1年2カ月で十段になるのは、すごいことです。毎日、真面目に練習を続けて、よく頑張りました」と八島さんを褒めました。
珠算部には20人がいます。八島さんは、昨年10月に部長(グループで一番上の人)になりました。みんなで楽しく練習することを、一番大切にしているそうです。
10月26日に東北で電卓の大会があります。この大会で成績が良かったら、来年1月の全国大会(日本全部でする大会)に出ることができます。八島さんは「全国大会で3位より上になることが夢です。速く、正しく計算ができるように練習したいです」と話しました。
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