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漢字の読み方
山形・庄内でトルコギキョウがたくさん育っています 7月の雨で大変なことになった花です
トルコギキョウという花があります。日本では結婚式などに飾っています。白や薄いピンク、他にもいろいろな色があって、とてもきれいです。最近は、紫の色が人気です。
山形県庄内町では、たくさんの人がトルコギキョウを育てています。工藤豊章さん(49歳)もその一人です。花を育てるグループの会長(一番上の人)をしています。九つの建物で、6月から11月まで育てています。今は、特にトルコギキョウをお店などに出すのが、多い時だそうです。
今年7月、山形県庄内町で大変なことが起きました。とてもたくさんの雨が降ったので、川の水が外に流れて出てきたのです。トルコギキョウを育てている工藤さんの建物にも水が入ってきました。次の日には水がなくなりましたが、2日の間、ずっと水が入っていた人もいました。その人のトルコギキョウは全部、だめになってしまいました。
土に水が多く入ると、トルコギキョウは育てるのが難しくなります。それでも、工藤さんは諦めませんでした。「一つずつ花をよく見て、一生懸命大切に育てました。それで、花も大きくなって、きれいに育ちました」と話しました。
山形県では、21~27ヘクタールの土地でトルコギキョウを育てています。東京ドームが四つか五つ入るぐらい、広いです。1年間で5~8億円のお金が入ってきます。でも、最近は育てる人が少なくなってしまいました。年を取ったので、やめる人が増えたためです。山形県の人は「トルコギキョウが欲しいという人は、まだまだ多いです。これからもたくさん育てて、届けたいです」と言っています。
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