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漢字の読み方
なぎなたを教えている中学校があります 長い木の棒を使って戦うスポーツです
「なぎなた」は2メートルくらいある長い刀です。日本では昔、戦うために使いました。でも、その後、長い木の棒に変わって2人が戦うスポーツになりました。
このなぎなたを使って、授業をしている学校が宮城県にあります。大崎市にある古川黎明中学校です。2022年から、体育(健康のためにスポーツをすること)の授業で、なぎなたをしています。宮城県の中で、なぎなたの授業をしている中学校は、ほかに四つしかありません。
なぎなたを始めたのは、新型コロナウイルスのためです。古川黎明中学校の体育の授業は、2021年までは柔道でした。ところが、柔道をする時に2人の人は近くなって、新型コロナにかかる心配がありました。でも、なぎなたは違います。2メートルくらいあるので、2人が近くなることはありません。それで、なぎなたを始めることにしました。けがをすることも少ないので、生徒や先生にも人気だそうです。
なぎなたの授業は、とても楽しそうです。学校の体育館(体育の授業をする所)からは、なぎなたをする時の元気な声が聞こえてきます。生徒たちはなぎなたの使い方や、声の出し方を勉強しています。
大内凜子さん(13歳)は「きれいに動くことができるように頑張りたいです」と話しています。小野寺里紗さん(13歳)は「始めた時は難しいと思いました。でも、今は違います。新しいことを勉強できるので、いつも楽しみにしています」と言っています。
佐藤視代さん(66歳)は、授業で先生となぎなたを教えている人です。「なぎなたは、体だけでなく人の心も良くします。授業をすることで、若い人たちになぎなたを知ってもらいたいです」と話しています。
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