ニュースを聞く
漢字の読み方

まだ寒いのに、チューリップが咲いている所があります 宮城県川崎町の公園の中です
日本では、チューリップの花が咲くのは3月から5月ごろまでです。春になって、外が暖かくなった時に花が咲きます。ところが、宮城県川崎町にある「国営みちのく杜の湖畔公園」では、2月なのにチューリップがたくさん咲いています。なぜでしょう。
それは、まだ春になっていないのに、チューリップが「春になった」と思ったからです。
湖畔公園のチューリップは、秋になると、冷たい部屋の中に2カ月くらい入っています。部屋の中の温度は2度から5度しかありません。とても寒いので、チューリップは「今は冬だ」と感じています。
その後、11月に明るい所へ持って行きます。そこの温度は10度から15度くらいで、急に暖かくなります。それで、チューリップは「もう、春になった」と思って、花を咲かせるのです。
チューリップは、湖畔公園の「ふるふる」という建物の中にあります。紫色や黄色、ピンクなど3600本くらい咲いています。見に来た人たちは、きれいな色のチューリップの写真を撮って楽しんでいました。

湖畔公園で働いている人は「外はまだ寒いですが、この中はたくさんのチューリップが咲いています。見に来て、春を感じてください」と話しています。
ふるふるの中には、紙などで作った花も飾ってあります。本当の花のように見えます。また、ふるふるの外には、犬や猫と一緒に写真を撮ることができる所もあります。
湖畔公園は午前9時半から午後4時まで入ることができます。火曜日は休みです。チューリップは3月2日まで見ることができます。
マップ表示エリア