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外国の人たちが日本で安全に生活するためのルールを勉強しました 宮城県石巻市にある警察の人たちが教えました
日本には、安全に生活するためのいろいろなルールがあります。宮城県石巻市が、近くに住んでいる外国人たちにルールを教える会を警察で開きました。
この会には、石巻の会社で働く人など52人が集まりました。インドネシア、カンボジア、中国、台湾や、スロバキアから来た人たちです。参加した人たちは、警察「110番」の電話のかけ方や、自転車に乗るときに注意することなどを勉強しました。
「自転車は、車が通る道を走ります」「乗っているときに、携帯電話を使ってはいけません」「乗るときは、ヘルメットをかぶらなければなりません」「自転車は左を通ります」など、日本のルールを教えてもらいました。
それから、警察の人たちは、落とし物を見つけたときに、どうしたらいいかを教えました。交通事故を知らせるときの方法も説明しました。「110番は、いろいろな国の言葉で話すことができます」「困ったことがあったら、近くの交番に相談してください」と話しました。
また、津波から逃げることができる建物のマークも紹介しました。東日本大震災のときには、とても大きい津波がありました。警察の人は「このマークの意味が分かると、命を守る(生きる)ことができます」と話しました。この日は、日本語教室の先生たちも参加しました。外国の人に、日本のルールを分かりやすく伝えるために勉強しました。
インドネシアのヌルヤナさん(36歳)は日本に来て6年です。石巻で仕事をしています。「車の免許を取りたいので、もっと話を聞きたいと思いました」と話しました。
石巻市には、今、1723人の外国人が住んでいるそうです。