「気仙沼湾横断橋」が土木学会デザイン賞の最優秀賞に。

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 宮城県気仙沼市にある三陸沿岸道の気仙沼湾横断橋(全長1344メートル)が、2024年度土木学会デザイン賞の最優秀賞に選ばれ、25日に都内で表彰状の授与式があった。
 気仙沼湾横断橋は東日本大震災からの復興を担う三陸道整備のリーディングプロジェクトとして事業化され、2021年3月に開通した。海上部分の長さは680メートル。主塔から延びる40本のケーブルで道路をつり支える斜張橋としては、青森市の青森ベイブリッジを抜き東北で最も長い。
 愛称は「かなえおおはし」。夜にはライトアップされ、フォトスポットとして美しい景観を生み出している。左右対称のシンプルなシルエットや高さ115メートルで柔らかみのある逆Y字型の主塔など、デザインや施工技術が評価された。
 東北地方整備局仙台河川国道事務所が発注。大日本ダイヤコンサルタントが設計し、JFE・IHI・日ファブ特定建設工事共同企業体などが施工した。
 宮城県名取市閖上地区で進められた名取川・復興かわまちづくりも今回、奨励賞の表彰を受けた。

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