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「ブルーインパルス」フレーム切手発売 五輪展示飛行の写真など使用

オリジナルフレーム切手を手にする関係者
クリアファイル(後列右)のデザイン選択の決め手になったステッチガールズの刺しゅう作品(同中央)

 日本郵便東北支社(仙台市)は22日、航空自衛隊松島基地(東松島市)所属の曲技飛行チーム「ブルーインパルス」のオリジナルフレーム切手セットを発売した。県内350郵便局で販売され、25日からは日本郵便のウェブサイトでも購入できる。計8000セットを販売する。

 84円切手10枚にA4判クリアファイルが付き、1セット1600円。昨年7月の東京五輪開会式での展示飛行や各地での訓練飛行の写真などが使われている。仙台市の航空写真家、黒沢英介さんらが撮影した。

 クリアファイルの写真も黒沢さんの作品。同じ写真を題材に石巻地方の女性団体「東松島ステッチガールズ」が制作した刺しゅう作品が企画担当の菅原よしえ宮城赤井郵便局長の目に留まり、デザインを決めるきっかけになったという。ステッチガールズの芳賀朋子代表は「会員が丁寧に仕上げた作品が生かされてうれしい。活動の励みにもなる」と喜んだ。

 22日は東松島市役所で贈呈式があった。今野毅石巻立町郵便局長と今藤康矢本郵便局長が小山修副市長と松島基地の増田友晴基地司令にそれぞれ切手セットを手渡した。

 28日には3年ぶりに「松島基地航空祭」が開催される。今野局長は「航空祭の盛り上げに役立てばうれしい」と話し、増田司令は「航空祭成功の後押しになる」と感謝した。

<東松島夏まつりでも販売>

 切手セットは28日の航空祭、前日27日にJR矢本駅周辺で開かれる「東松島夏まつり」会場でも出張販売される。

 ブルーインパルスを題材にした切手の販売は2017年に始まり、今回で6回目。連絡先は日本郵便東北支社022(267)7798。

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