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<ふらり酔ってこ>心を癒やす 手作りの韓国料理|仙台市青葉区・Dining Bar Hirari(ヒラリ)

Dining Bar Hirari(仙台市青葉区国分町)

店主との距離が近く、会話が弾むカウンター席。何でも気兼ねなく話せる雰囲気が売りだ

 定禅寺通の国分町入り口にある山国ビル3階に、ひときわ目立つ赤い看板がある。そこは韓国・ソウル出身の店主、李明珠(イミョンジュ)さんの本場韓国家庭料理が味わえる「Dining BarHirari」。仙台で暮らす韓国の人が口をそろえておいしいという店で、店内は黒と赤を基調とした落ち着いた雰囲気だ。 

 ほっとするおいしい料理と明珠さんの母のような人柄は、まるで実家に帰ったような安心感がある。世間話や人生相談をしに訪れたくなるのもHirariの魅力といえる。 

 今日も晩酌セットでスタート。旬の食材を使用した日替わりのさまざまな반찬(パンチャン〈おかず〉)やリクエストに応じた料理を提供するため、メニュー表はない。「いつも同じメニューではなく、毎回違った料理を味わってほしい」と明珠さんは話す。 

 自身がアレルギー体質ということから、食材はもちろん調味料にもこだわる。化学調味料は使用せず、唐辛子などは韓国から調達してくるという徹底ぶり。お客さんの健康のことも考えて作られる料理は心にも体にも優しい。

「チキンカルビ」(写真手前左)と「本日の晩酌セット」。取材日の晩酌セットはモヤシのナムルやサキイカのキムチ、エリンギのオイスター炒めなど8種類。ビール1杯を付けた場合は3500円

 今日のおかずは旬の新ジャガを使用した煮物や手作りの大根キムチなどが並んだ。お酒は韓国焼酎チャミスルを合わせよう。まろやかで口当たりが良く、ピリッと辛い韓国料理にぴったりだ。 

旬の新玉ネギを使ったチキンカルビ

 そしてメインメニューのチキンカルビが登場。甘辛く味付けされた手羽元のおかげでお酒がぐいぐい進む。料理は熱いうちに食べてほしいという店主の思いから、ちょうどいいタイミングで出来たてが提供されるのもうれしい。 

 1人飲みセットとしては十分すぎるほどの品数に大満足。この他にもランチメニューやコースなどがあり、どれも人気がある。料理上手な店主の本場韓国料理をぜひ味わってもらいたい。 

奥のエレベーターを降りるとお店の赤い看板が目に留まる

仙台市青葉区国分町2-14-25 山国ビル3階
営/ランチ 月~金曜11:30~13:30(営業日は要確認) 
  ディナー 18:00~24:00 
 (土曜は予約があれば営業)
休/日曜、祝日
TEL 080-9631-5324

【ふらり酔ってこ】
 今回の執筆は、韓国情報を発信する「Gaja-Go(カジャゴ)」の遠藤あやさん。イベントの企画運営をはじめ、東北日韓友好交流連合会理事やK-POPダンスのインストラクターも務めています。

写真/田附 絢也

(河北ウイークリーせんだい2024年4月18日号掲載)

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