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冬の花火 東日本大震災で亡くなった人たちを忘れない
2011年3月11日に起きた東日本大震災では、地震や津波(地震のあとに急に来るとても大きな波)でたくさんの人が亡くなりました。仙台市若林区の東六郷小学校があった所は海の近くだったので、津波で126人が亡くなりました。それで、亡くなった人たちを忘れないように、毎年、小学校の近くで「鎮魂の花火」を上げています。今年で7回目です。
2月5日、震災が起きる前はここに住んでいた人たちも来て、100人ぐらいが集まりました。そして、亡くなった人たちのことを思って、みんなで祈りました。
午後5時30分に、小学校の鐘が11回鳴りました。この鐘は、津波が来ても残っていました。その後、75個の花火が夜の空に高く上がりました。冬の花火は、とても大きくてきれいに見えました。
「鎮魂の花火」は、「わたしのふるさとプロジェクト」というグループが考えました。東六郷に住んでいる人たちのグループです。
代表の大内文春さん(49歳)は「今はここに住んでいない人たちも多いです。でも、みんなが同じ場所で花火を見ると、昔を思い出すことができます。震災を忘れてはいけません」と話していました。
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