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学校にムスリムの子が入学したらどうしますか? 先生に話を聞いて本を作りました
宮城県には、イスラム教の人(ムスリム)がたくさん住んでいます。学校で勉強しているムスリムの子どももいます。イスラム教には、食べ物やお祈りなど、いろいろなルールがあります。宮城県国際化協会(MIA)は、ムスリムの子どもを教えたことがある先生に、「どんなことに気をつけていますか?」と聞いて、本を作りました。
学校では、イスラム教のルールと同じ給食(学校がみんなに出す昼ご飯)を食べるのは難しいです。それで、ある学校では、お弁当を持って来てもいいことにしました。修学旅行(学校の先生が子どもたちを連れて行く旅行)の時には、特別なメニューを用意しました。
イスラム教には「ラマダン」という、とても大切な時間があります。ラマダンの時には朝、明るくなると、暗くなるまで食事をしてはいけません。1か月続きます。それで、ある学校では、ムスリムの子どもは早く家へ帰ってもいいし、運動をする体育の授業は見ているだけでもいいことにしました。また、使っていない教室で、「1日5回」のお祈りができるようにした学校もあるそうです。
宮城県に住んでいる外国人は、2020年12月には2万2890人いて、だいたい1700人がムスリムだそうです。MIAの人は「どこの学校でも悩んでいます。でも、先生たちは、子どもたちが元気に生活できるようにしたいと思っています」と話しています。作った本は、MIAのホームページで読むことができます。
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