ニュースを聞く
漢字の読み方
海を見ながらおいしいカキ料理を食べることができる 気仙沼・大島にある「ヤマヨ食堂」
宮城県気仙沼市の大島に、「ヤマヨ水産」という会社があります。カキを育てています。その会社が4月に「ヤマヨ食堂」を開きました。食堂では、海を見ながらカキ料理を食べることができます。社長の小松武さん(47歳)は「カキを育てている人とお客さんが交流できる場所にしたいです」と話します。
食堂は、カキの仕事をする建物の隣にあります。ずっと前は小松さんの家でした。でも、東日本大震災の津波で壊れたので、倉庫(物を入れておく所)にしていましたが、今年、直して食堂にしました。
ヤマヨ水産は、震災の後に「オーナー制度」を始めました。カキがほしい人は、先にお金を払って予約します。そして、カキが大きくなったら送ってもらいます。これを始めてから、ヤマヨ水産には日本中から客が来るようになりました。それで、小松さんは「ゆっくりできる場所があるといい」と考えて、食堂を作りました。
食堂では、海から取ったばかりのカキが食べられます。「カキフライ」や「ガーリックバター焼き」が人気です。「カキフライ定食」が1300円、「カキ照り焼き丼」と「ガーリックバター焼き」が1000円です。
料理を待つ客を、仕事の場所に案内することもあります。小松さんは「お客さんは、カキを作っている人の気持ちが分かると、もっとおいしく感じるかもしれません」と話します。カキの仕事をしている時に、食事を楽しんでいるお客さんが見えます。それで、働いている人たちも、もっと頑張ろうという気持ちになるそうです。
店は午前11時から午後2時までです。火曜日は休みです。電話番号は0226(25)8505です。
マップ表示エリア