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漢字の読み方
小さい米にたくさんの字が書いてある 「神様がしたようだ」とみんながびっくりする
仙台市太白区の久寿米木重平さん(74歳)は、小さい米にいろいろな字を書く「米粒アート」を作っています。「これは、本当に神様がしたようです」と、みんながびっくりするそうです。
5mmぐらいの米に、とても小さい字で「ありがとう」などの言葉を書きます。米は、白い色の「もち米」を使います。10年以上前の古い米がいいそうです。乾いていて、硬いからです。カッターで、米の表をきれいにして使います。
「最初に書く場所が大切です」と久寿米木さんは言います。「ピンセット」という道具で米を持ちます。そして、呼吸をしないで、筆ペンを上手に使って書きます。書く言葉は「ありがとう感謝」「無病息災」(病気をしないで健康なこと)など、いろいろあります。15字ぐらい書くこともあるそうです。
久寿米木さんが、「米粒アート」を知ったのは40年ぐらい前です。人間や、きれいな景色が書いてあるのを見て、とてもびっくりしたそうです。
久寿米木さんは、「自分も書きたい」と思いました。それで、仕事が終わったら、毎日、2時間から3時間ぐらい練習しました。長い間、練習を続けて、やっと小さい字を書くことができるようになりました。久寿米木さんは「一つ一つの字に気持ちを入れて書いています」と言います。
久寿米木さんの「米粒アート」をプレゼントに買う人も多くいます。好きな字を書いてもらうこともできます。払うお金は、一つの字で50円ぐらいだそうです。電話番号は022(245)5424です。