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漢字の読み方
5年前にできたのに、通ることができない橋があります 福島・会津若松
5年前にできたのに、ずっと通ることができない橋が、福島県会津若松市にあります。それで、「もったいない(物がきちんと使われていないので残念な気持ち)」という意見が出ています。
その橋は、2008年から工事(橋を造る仕事)を始めました。そして、2017年10月にできました。次に、新しい橋を通るための新しい道を造ることになりました。しかし、その道は、たくさんの人が生活している場所を通ります。道ができると、道の右と左に分かれることになって、近くの人が遠くなります。簡単に行ったり来たりすることもできません。それで、「住んでいる所は売りたくない」と、多くの人たちが反対しました。そのため、福島県は計画を変えることにしました。2023年ごろまでには、道ができる予定でしたが、今は「20年代の後半」(25年から29年ということ)にしています。
福島県は、反対をしてきた人たち10人とずっと話を続けてきました。それで、「売ってもいい」と考える人が増えたそうです。県の人は「前はみんなが反対していました。でも、今では多くの人に分かってもらいました」と言います。そのため、来年から、また道を造ることができると考えています。
60代の女性は「近所の人と遠くならないように、別の道にしてほしいと頼みました。でも、聞いてもらえませんでした。長い時間が過ぎたので、今は諦める気持ちになりました」と話します。60代の男性は「5年間も橋を通ることができなかったので、もったいないと思っていました。でも、道ができたら、会社に行く人たちが便利になります」と言いました。
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