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完成から5年経っても「渡れない橋」 福島・会津若松 接続道路の用地買収進まず

 完成後、5年間も通行できない橋が福島県会津若松市にある。橋に接続する道路用地の買収が進まなかったのが理由で、周辺住民から「もったいない」との声が上がっていた。本年度に入ってようやく買収交渉が進展、2023年度以降の工事再開の兆しが見えてきた。

集落分断に反対の声

 阿賀川に架かる未開通の橋と接続道路は県道会津若松三島線の一部として、福島県が08年度から事業を進めてきた。延長2・4キロで、片側1車線の車道の幅員は6・0メートル、歩道を含めた全体の幅員は11メートル。国道49号につながり、北会津地区と同市中心部を結ぶ。

 県道は現在、新しい橋の南に位置する蟹川橋を通る。蟹川橋は車道5・5メートルで、隣…

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