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漢字の読み方
宮城県でキノコ採りの季節になりました 蔵王の森の中でマイタケをたくさん見つけました
日本では秋になると、山へキノコを採りに行く人がたくさんいます。「キノコ採り」と言います。10月12日、4人のグループが宮城県の蔵王連峰という山に入りました。マイタケ(キノコの種類の一つ)を採るためです。この日は、河北新報の記者(新聞のニュースを書いている人)も、一緒に行きました。
山登りは大変です。登ったり降りたりが多いからです。森の中は草もたくさんありました。だから、10メートル先に何があるのか、よく見えませんでした。
4人は、ある木の近くを探しました。ミズナラという木です。よく注意して探していると、「あったぞー」。ある人がうれしそうに大きい声を出しました。マイタケを見つけたのです。
キノコ採りは、家族にもキノコのある場所を教えないそうです。その場所を教えると、他の人が採ってしまうからです。「今度教えると言っていたのに、教えないで死んでしまった人は何人もいます」。キノコ採りを60年続けている人は、笑いながら言いました。
写真を撮るときも、「山の形が入らないように写真を撮って」と言われました。山の形が分かると、写真を見てキノコのある場所を見つける人がいるからです。
この日は午前中だけで、7キロぐらいのマイタケが採れました。一番大きい物で1キロもありました。山で採ったマイタケは、とてもいい匂いがします。味も良くて、炊き込みご飯(お米の料理)にしたり、天ぷらにしたりして食べると、おいしいそうです。
今年は夏が暑かったので、マイタケが採れるのは2週間ほど遅くなりました。
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