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漢字の読み方
山形・鶴岡の人たちがアメリカザリガニを食べました みんな「おいしい」と言っています
「アメリカザリガニ」という生き物がいます。前はアメリカにしかいませんでした。でも、日本へ運ばれてきた後、ずっと日本にいるようになりました。
外国から来た生き物の中には、たくさん子どもを生む物がいます。アメリカザリガニやウシガエルがそうです。何年も日本にいるので、数がとても多くなりました。そして、水の中の他の生き物や草などをたくさん食べて少なくしてしまいます。それで、困ったことがいろいろ起きました。
山形県鶴岡市には「都沢湿地」という所があります。花や草、そして池や周りにたくさんの生き物がいて有名な所です。しかし、ここもアメリカザリガニやウシガエルが増えすぎて困っています。
それで、鶴岡市ではこれらを減らすために料理に使っています。11月10日には、20人くらいの人たちがアメリカザリガニとウシガエルを使った料理を食べました。
料理は、「つけ麺」(ラーメンのような食べ物)です。鶴岡市にあるラーメンの店「晴天の風」が作っています。アメリカザリガニは、塩を入れて煮ると赤い色になります。それを付けて出します。スープも、アメリカザリガニから作ります。また、バターで焼いたウシガエルの足も付いています。
食べた人たちは「変な味やにおいがしないので、びっくりしました」「ニワトリの肉のような味がしておいしいです」などと話していました。家で料理をするときの作り方も教えてもらいました。アメリカザリガニは煮た後に、マヨネーズで食べるとおいしいそうです。また、みそ汁の中に入れてもおいしいそうです。
山形県三川町のフランス料理の店「ビストロ・デ・ポン」の佐藤啓志さん(61歳)は「フランスでは、カエルはとても高い食べ物です。10年前から店で出しています。最近は店に食べに来る人も増えてきました」と話しました。
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