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漢字の読み方
紙で作った着物や服などを集めた会が開かれました
日本には、昔から作ってきた紙があります。それは「和紙」です。材料の木を育てて紙を作るまでに、とても長い時間がかかります。
ノートなどに使う紙とは違って、一枚ずつ手で作ります。和紙は強くて破れにくいので、服を作ることもできます。
宮城県白石市には、「白石和紙」という有名な和紙があります。この和紙を使った作品展(作った物を集めて見てもらう会)が、1月22日~26日まで白石市の「寿丸屋敷」でありました。
作ったのは仙台市泉区に住んでいる大金暁子さん(80歳)です。大金さんは、白石和紙を使って、着物やマフラー、服などを作っています。大金さんのような仕事をする人は、今ではとても少なくなりました。
会場には、作ったものの他に、何回も着て洗った服が飾ってありました。また、作品に使った材料に触ることもできました。
大金さんは、仕事のことをみんなに知ってほしいと思っています。それで、どうやって和紙から糸を作るのかを見せてくれました。
大金さんは「白石和紙は、時間をかけて大変な思いをして作られています。ですから、私はその和紙の良いところが、よく見えるように考えて作っています。白石和紙のすばらしさを感じてもらいたいです」と話しました。
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