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白石和紙を使い着物や洋服を紡ぐ 紙布織作家の大金暁子さんが宮城・白石で作品展

石の上で和紙をもみ込む大金さん。作品展では作業工程を見学できる

 白石和紙を糸にして紡ぐ紙布織(しふおり)の作品展が22日、宮城県白石市中町の寿丸屋敷で始まった。26日まで。作家の大金暁子さん(80)=仙台市泉区=が手がけた着物やマフラー、洋服などを間近で見学できるほか、実際の作業工程の実演もある。

 大金さんは白石和紙の数少ない紙布織作家。「実際の仕事場を見てほしい」との思いから、湿らせた石の上で和紙をもみ込む紙糸作りの一部を披露する。会場には、実際に着用して何度も洗濯した洋服なども展示されているほか、作品で使用する生地を触って質感を楽しむことができる。

 大金さんは「大変な思いをして、すいた和紙を輝かせたいと願って制作している。白石和紙の素晴らしさを地元の人たちに感じてもらいたい」と来場を呼びかける。

 入場は午前10時~午後4時、無料。展示品は販売しない。

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