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「津波復興太鼓」たたいて共に歩む 宮城<北から南から>

 埼玉県で暮らしていた小中学生の頃、地元の夏祭りで必ず山車に乗り、友人と並んで小太鼓をたたいた。駅前で隣のおはやし会の山車と向かい合った時は「負けたくない」と掛け声にもバチさばきにも力が入りまくったものだ。

 当時はただ楽しいだけだった。東北で記者をしているうちに、どんな祭りにも歴史があって未来につな…

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