<記憶の素描(29)芥川賞作家・石沢麻依>チェスの歯
白と黒の升目の上を跳ね回る足がある。真っすぐに、あるいは斜めに滑ったり、そうかと思えば一マスずつ慎重に進んだりと、2人の少女が不思議な足さばきを披露していた。踊りの練習にも似たその様子を眺めるうちに、彼女たちの動きには一定のルールがあると気づく。2人の足が柔らかに踏む床には、白と黒のチェス盤のよう…
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