ニュースを聞く
漢字の読み方
クマが人を襲うニュースが今年はとても多い 宮城県では全部で6人がけが
宮城県では、クマが人を襲う(急に攻撃する)ニュースが、いつもの年よりも増えています。4月に色麻町で1人、7月~8月に仙台市で5人、全部で6人がけがをしました。これまでの10年間で、一番多くなっています。クマは冬から春まで、ずっと穴の中に入って、外に出ません。何も食べません。「冬ごもり」といいます。それで、秋は冬ごもりの準備をするために、たくさん食べて自分の栄養にします。ですから、これから寒くなるまで、クマは食べ物を探して、もっと動くようになります。そのため、宮城県はみんなに注意するように言っています。
クマに遭わないために、外を歩くときはラジオや、人がいることを知らせる鈴を持って、音を出してください。それと、残った食べ物などのごみを外に置かないようにしてください。そして、草がたくさんある所はクマが入りやすいので、切った方がいいです。
もしクマに遭ったら、どうしたらいいでしょうか。クマが驚かないように、ゆっくりと後ろに下がってください。それでも襲ってきたら、両方の手で首の後ろを守りながら伏せて(顔とお腹を下に向けて寝る)ください。そうすると、クマは何回も攻撃しないので、そこからいなくなるそうです。
宮城県は、クマが人を襲った場所や、クマを見たという場所をホームページ(https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/sizenhogo/r4kuma.html)に出しています。グーグルマップで見ることもできます。県自然保護課の人は「クマはどこに出てくるか分かりません。散歩の時や畑で仕事をする時など、気を付けてください」と話しています。
【写真】ツキノワグマ=2016年秋、仙台市泉区の泉ケ岳