クマに襲われる被害、過去10年で最多 宮城 冬ごもり前は活発に、一層の注意必要

自動カメラで撮影したツキノワグマ=2016年秋、仙台市泉区の泉ケ岳

 宮城県内でクマに襲われる被害が相次ぐ。4月に色麻町で1件、7~8月に仙台市で3件あり、計6人がけがをした。県によると4~8月の目撃情報は410件と昨年同時期を146件下回るが、人的被害は過去10年間の同時期と比べて件数、人数ともに最多となった。県は、冬ごもりに備えてクマが活発になる時期を迎えることから注意を呼びかける。

 具体的には(1)ラジオやクマよけの鈴を持ち歩いて音を出す(2)家庭ごみや未収穫の農作物、残飯などを野外に置かない(3)クマが隠れやすいやぶや草を刈り払う-といった対策を求める。

 県自然保護課の担当者は「クマの行動範囲が広がる時期で、どこに出没するか分からない。朝夕の散歩や農作業時も気を付けてほしい」と注意喚起する。

 同課はクマの人身被害や目撃情報があった位置をホームページで公開している。クマに遭遇した場合は、刺激をせずゆっくり後ろに下がり、襲ってきたら両手で首の後ろを守って伏せる。クマは執拗(しつよう)には攻撃を続けず、その場から離れるという。

関連タグ

河北新報のメルマガ登録はこちら

企画特集

先頭に戻る