賃上げや格差是正訴え、デモ行進　メーデー石巻地方大会

　第９５回メーデー石巻地方大会（実行委員会主催）が１日、石巻市の中瀬公園であった。連合宮城石巻地域協議会に加盟する労働組合など２２団体の組合員５７０人が、継続的な賃上げや格差是正の推進などを訴えた。

　式典で加藤雅基実行委員長は「労働者の賃金が物価高に追い付いていない。生活の質を向上させ、安心安全な社会にするためにも、仲間の輪を広げていきたい」と呼びかけた。

　スローガンは「連帯の力で平和と人権を守り誰もが安心して暮らせる新たなステージへ！　被災地の復旧・復興に向けてみんなで支え合い・助け合おう！！」。メーデー宣言を採択し、拳を突き上げながら「ガンバロー」と三唱した。

　デモ行進が行われ、参加者は中瀬公園をスタートし、立町大通りや鋳銭場を通り、石巻駅前にぎわい交流広場まで歩いた。のぼり旗や手作りのプラカードを掲げながら市民やドライバーにアピールした。

　参加団体のアピール性を競うコンクールもあり、７団体が入賞した。入賞団体は次の通り。

▽最優秀賞（石巻市長賞）　
　日本製紙労働組合石巻支部
▽優秀賞（東松島市長賞）　
　東北電力労働組合石巻・女川支部
▽努力賞　
　石巻合板工業労働組合　
　ＫＬＳユニオン　
　石巻市職員労働組合
▽特別賞　
　ヤマニシ労働組合　
　宮城交通労働組合石巻支部