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災害・大事故対応「救護班」、119人に辞令 石巻赤十字病院

辞令を受け取る石巻赤十字病院の救護班員

 石巻赤十字病院は、災害時に率先して現場へ向かい救護活動などをする「救護班」の辞令交付式を災害医療研修センターで行った。救護活動に携わる119人の職員が辞令交付を受けた。

 日赤県支部の千葉章事務局長は「予想される地震を見据えて連携し、災害への意識や技術向上を目指した活動をお願いする」とあいさつ。代表職員3人に辞令を交付した。石橋悟院長は「災害発生時には力を発揮していただきたい」と激励した。

 救護班員は自然災害や大規模事故などの際に現場へ向かい、救護所の設置や診療、被災者の心のケアに関する活動などを行う。8月の石巻川開き祭りや航空自衛隊松島基地の航空祭などのイベントでも救護活動をする予定。

 植田信策副院長は「平時にできないことは災害時にもできない。災害が起こったときに十分な対応ができる状況をつくっていきたい」と話した。

 救護班は初動班、原子力災害医療派遣チームなどで構成し、医師や看護師、薬剤師ら計226人が所属。救護班員は3日間、通信やトリアージなどの研修を行った。院内訓練のほか、海上自衛隊や保健所との合同訓練などを年間10回以上実施して災害に備える。

 交付式は4月24日にあった。

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