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(854)地球儀の半球眩し彼岸過/加藤右馬(1990年~)

 「暑さ寒さも彼岸まで」と言い、春も秋も墓参を済ませた頃からだんだん過ごしやすくなる。彼岸過ぎの陽光が室内に降り注ぐ。冬の間は暗かった部屋も明るくなって、インテリアの地球儀がぽっかりと光の中に浮き上がっている。まるで地球儀の光の中に見えている側の半球がこの世、ちょうど裏側で見えない半分があの世、とで…

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 「秀句の泉」は、俳句の魅力を伝えます。執筆は俳人の永瀬十悟さん(福島県須賀川市)、浅川芳直さん(宮城県名取市)、及川真梨子さん(岩手県奥州市)の3人。古典的な名句から現代俳句まで幅広く取り上げ、句の鑑賞や季語について解説します。

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