さくら野百貨店仙台店(仙台市青葉区)を経営するエマルシェ(同)は27日、仙台地裁に自己破産を申請し、破産手続き開始の決定を受けた。代理人の弁護士によると負債額は約31億円で、社員やパートなどの従業員約120人は26日に全員解雇された。
郊外のショッピングセンターの台頭や、近隣のファッションビルとの競争激化による売り上げ減が主因。近年は海外衣料ブランド「H&M」などを誘致して集客を図ったが、業績改善にはつながらなかった。
食料品など自前の売り場は26日を最後に閉鎖。それ以外のテナントは営業を続けている。27日、取引先など債権者への説明会が市内で2回開かれ、計約400人が出席。代理人は、1、2月分の売上金が支払われないことなどを説明した。
東京商工リサーチ東北支社などによると、仙台店は2006年2月期に193億2600万円の売り上げがあったが、16年2月期の売り上げは79億3900万円まで落ち込んだ。4期連続の赤字だった。
同社は1946年創業の丸光が前身。78年に丸光など東北の百貨店5社が経営統合し百貨店連合を設立。大手スーパー、マイカル(旧ニチイ)傘下として「ダックシティ」「ダックビブレ」と社名を変更しながら東北で6店舗を経営した。
01年9月に経営悪化から民事再生法適用を申請。02年9月にさくら野百貨店に社名変更し再スタートを切った。05年4月に青森市などの5店舗の経営を別会社に譲渡。10年8月からエマルシェとして仙台店のみを経営していた。
青森、弘前、八戸、北上各市の4店舗は青森市に本社のある「さくら野百貨店」が経営し、影響はない。
エマルシェの安藤俊社長は「お客さま、お取引先さまに心からおわびを申し上げる。70年の歴史のある仙台店をこのような形で閉じることは痛恨の極み」とのコメントを出した。
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