福島県は、県北特産の干し柿「あんぽ柿」をアラブ首長国連邦(UAE)に試験輸出した。県の記録ではあんぽ柿の輸出は初。県幹部らが7日、同国の政府関係者や商社に売り込むためUAEのドバイ入りした。あんぽ柿は東京電力福島第1原発事故後に2年間の出荷自粛を余儀なくされ、県は「農業復興の象徴」として本格輸出を目指す。
◎県「農業復興の象徴」
県によると、中東には日常的にドライフルーツを食べる文化がある。今回は伊達、桑折、国見3市町産で1個約400円の最高級品など計10キロを輸出し、主に富裕層の購買意欲を探る。
県は2019年度、研究会を設置して輸出の可能性を模索してきた。ドバイで今年2月に開かれる国際食品見本市にも出展する。期間中に流通業者ら10万人の来場が見込まれ、年度内の輸出契約締結につなげたい考え。
あんぽ柿は県産農産物を代表する冬の味覚で、原発事故前は年1500トンを出荷していた。2011、12年度は出荷の全面自粛を強いられ、13年度以降も苦戦続き。18年度は1300トンまで回復したが、販売単価は8~9割にとどまる。
県農産物流通課は「あんぽ柿はかつて百貨店で一番良い棚に置かれたが、原発事故後は姿を消した。ドバイの富裕層は購買力があり、福島復興の大きな成功例になり得る。商機はある」と意気込む。
◎農産物輸出量、大幅に更新 19年度コメ堅調 モモ、ナシ好調
福島県産農産物の輸出量が2019年度は280~290トンに上り、過去最高を大幅に更新する見通しになったことが分かった。主要産物のコメやモモが好調に推移している。
輸出量の推移はグラフの通り。19年度は昨年11月末で232トンに達し、過去最高だった18年度1年間の218トンを既に上回った。東京電力福島第1原発事故前の10年度は153トンだった。
作物別ではモモ54トン(前年同期比1.7倍)、ナシ28トン(1.5倍)、リンゴ26トン(前年は11月末までの実績なし)はいずれも原発事故後最高を更新。輸出量全体の5割を占めるコメも114トン(1.2倍)と堅調だ。
国・地域別はタイやインドネシア、カンボジア、フィンランドがいずれも過去最高を記録した。県は人口減少による国内市場の縮小を念頭に、今後も海外への販路拡大を図る。
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