藤原氏と義経引き合い 岩手知事「他県の人虐げないで。県は1例目責めない」

達増拓也知事

 新型コロナウイルス感染症が未確認の岩手県で県外ナンバーの車に乗る人への嫌がらせが発生している問題について、達増拓也知事は15日の定例記者会見で、岩手の歴史や特性に触れながら戒めた。

 達増知事は、奥州藤原氏が京から逃れてきた源義経を討った直後に滅んだ例を挙げ「他県の人を虐げないようにしましょうというのが歴史的教訓だ」と論じた。

 東日本大震災で県外から支援を受け、誘致した製造業が集積している岩手の実情にも言及。「県外の方にお世話になっている。全国平均以上に親切に、寛容にしてほしい」と述べた。

 「感染1例目になりたくない」との不安が差別的言動につながっている可能性を問われ、達増知事は「感染者は出ていい。県は1例目の人を責めない。感染することは悪ではないと心に刻んでほしい」と呼び掛けた。

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