太平洋戦争中にマーシャル諸島で戦死した旧日本軍兵士の佐藤冨五郎さん(宮城県亘理町出身)が戦地で記した日記を題材にした映画「タリナイ」が22日、山形市の山形県緑町庭園文化学習施設「洗心庵(あん)」で自主上映される。つづられた家族への思いを胸に、時を経て現地を訪ねた遺族の姿を追う。
マーシャル諸島は戦時中、日本が統治した。海軍に招集された冨五郎さんは39歳だった1945年4月、補給路を断たれ、同諸島ウォッジェ環礁で餓死した。家族への思いを日記2冊、計242ページに残していた。
映画は、長男の勉さん(79)=亘理町=が2016年、日記を基に父の足跡をたどる慰霊の旅に出た際に同行して製作したドキュメンタリー。旧日本兵が残した家屋や日本語の歌を歌う現地の人々との出会いも描く。「タリナイ」は現地語で戦争の意味。
上映会は市民有志らでつくる「嗚呼(ああ)山形自主上映会」が主催。山形市コミュニティファンドの助成を受けて企画した。茂木琴代表(42)は「戦争で亡くなった方々の最期の声が聞こえる映画。平和な生活が当たり前でないということを共有できればいい」と話す。
上映は午前10時と午後1時半から。上映後、ビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」を利用し、大川史織監督と観客との質疑応答がある。観客に感想を書いてもらい、任意で文集を作る予定という。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため事前申し込みで先着15人。入場無料。9月4~10日に山形市のフォーラム山形でも上映される。連絡先は上映会メンバーの田中辰典さん090(4882)2163。
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