私の故郷は「終着駅」の向こうにある。作家の宮脇俊三さんが旅情を誘う終着駅として挙げた国鉄・日中線の熱塩駅。福島県会津の喜多方-熱塩間を往復していたが、5歳の時、廃線となった。
その2年後、記念館とな…
仙台・宮城在住の執筆者が、それぞれの活動や暮らしで感じたことをつづります。