カキ消毒用のオゾン水「コロナ感染力低減」不活化効果を確認 東松島のベンチャー開発

オゾンナノバブル水の商品を持つ千葉社長

 宮城県東松島市の環境技術ベンチャー「REO研究所」は、自社で開発した「オゾンナノバブル水」に新型コロナウイルスの感染力を低減させる不活化効果があったと発表した。感染防止対策への実用化が期待される。

 オゾンナノバブル水は、オゾンガスを水中で「ナノバブル」と呼ばれる直径100ナノメートル(ナノは10億分の1)以下の超微細な泡にして取り込んだ水。歯周病の治療や水産物の殺菌水などで使われている。

 不活化は奈良県立医科大(奈良県橿原市)との共同研究で確かめた。オゾンナノバブル水9ミリリットル(食塩濃度1.8%)にコロナウイルスの培養液1ミリリットルを入れてウイルス量を調べると、5分後に約99.8%、10分後は約99.9%減った。

 REO社の説明では、ナノバブルは0.05ミリ程度の微細な泡に特殊な刺激を与えて発生させる。ウイルスや有害な化学物質に反応すると「フリーラジカル」という物理的な力が生じ、ウイルスを分解する。オゾンは分解しても酸素に戻るため人体に優しいという。

 REO社は、産業技術総合研究所(茨城県つくば市)と共同でナノバブルの開発に成功し、2004年に特許を取得した。千葉金夫社長(66)は「カキのノロウイルスなどの消毒を念頭に開発した技術だったが、新型コロナにも効くことが分かった。商品の認知度を高めたい」と話す。

 オゾンナノバブル水は3本セット(1本1リットル)で5000円。連絡先はREO社0225(83)2530。

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