銅製品の製造で400年以上の歴史がある住宅設備業のタゼン(仙台市)が、せり鍋専用の銅製鍋「仙臺銅壺(せんだいどうこ)・せり鍋」を開発した。メンテナンスをすれば半永久的に使える銅の強みを生かし、「サブスク型」とも呼べる定額レンタル契約で飲食店などに提供する。仙台名物をさらにおいしく味わう新たな伝統として根付かせたい考えだ。(報道部・高橋一樹)
◎飲食店へ定額レンタル
8日に同社の卸町リフォーム館(若林区)でお披露目されたのは、四角形が目を引く浅型の銅製鍋。銅板をたたいて溶接し、内側をスズでコーティングした手作り品だ。1人用の1号(15センチ四方、容量500ミリリットル)から6号(31センチ四方、1900ミリリットル)まで6種類を用意した。
熱伝導のよい銅から熱が素早く伝わり、セリをくぐらせて食べるのにぴったり。銅イオンによって食材のミネラルが維持されて甘みが引き立ち、セリの青さが映えるほか、銅には殺菌の効果もあるという。
タゼンは1596年創業。仙台藩祖伊達政宗が腕を見込み、銅を扱う「御(おん)銅師(あかがねし)」を大坂から仙台に招いたのが始まりとされ、銅製の神社仏閣の装飾品や生活用品を作り続けている。
現在は住宅リフォームが主力事業だが、19代目に当たる田中善副社長(37)は15歳の入社時から銅製品作りに挑戦。仙台の歴史と共鳴する新商品としてせり鍋専用鍋を発案した。
加工に手間が掛かる銅製品は高価だが、定期的にスズを塗り直すなどすれば長年使える。メンテナンス込みのレンタル契約とし、年間で1号1万2000円~6号3万2000円(いずれも税別)に設定した。販売価格の3分の1ほどに抑えた。要望があれば特製の木ぶたも販売する。
製品作りとビジネスモデルの立案には、県内のセリ農家や飲食店、仙台市産業振興事業団、みやぎ産業振興機構(仙台市)などが協力した。今後も販路開拓などをチームで進める。
田中副社長は「銅の文化を継承しつつ持続可能なビジネスに育てていく。新型コロナウイルス禍で苦しむ飲食店や農家とともに、仙台のせり鍋文化を盛り上げたい」と話す。連絡先は022(284)1641。
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