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命を救う(4完)教訓浸透、犠牲者ゼロに

 「過去の教訓」と「次への備え」が命を守った。東日本大震災で津波が襲来した岩手県洋野町。町民1万9271人、誰一人として犠牲にならずに済んだ。

 地元漁師の蔵徳平さん(84)はあの日、町内の八木港で刺し網漁船の手入れをしていた。大きく長い揺れに「津波が来る」と直感した。

 蔵さんは八木北地区自主防災組織…

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